生理的なアレルギー
先日、男性に対してアレルギーを起こしてしまう、という方の悩みを聴くことがありました。
女性に対しては感じないそうですが、男性の特に身体的なものに「気持ち悪い」と感じてしまうそうです。
いってみれば、生理的嫌悪感ですね。
どちらかというと、潔癖症な傾向のある方でしたが、普通に恋愛や結婚願望はあるとのこと。
でも、実際に男性を目の当たりにすると、どうしても気持ち悪くて、男性の体に触れるなどもってのほかなのだそうです。
これは、本人にとっても悩みが深いといえるでしょう。
異性とのふれあいは、恋愛や結婚、まして出産を望んだり、末長く関係を続けていくには避けられないこと。
同性よりも異性の方が、接触する度合が高いのは当たりまえです。
プラトニックな恋愛というのもありますが、それではなかなか現実的に生活を共にしたり、お互いの家族に紹介しあい、家庭を設けるということにはなりにくい気がします。
その方も、もうアラサーとのことで、これまでに異性との交際をした経験もなく、困っているようでした。
また、相談された方も返答に困ってしまいますね。
もし、「私はどうしても牛乳にアレルギーを起こしてしまいます。どうしたら牛乳が飲めるようになりますか?」という位、そこには無理があるように思います。
かといって、「あなたは生理的、身体的な男性アレルギーですから、今後一切男性を避けて生きていってください」とは言い難いもの。
これが、もし心理的なものであれば、心理療法などでその原因にアプローチし、少しずつ改善していくことも可能かもしれません。
しかし、生理的な嫌悪感はそれよりももっと本能的な反応なので、改善するのは長い道のりがかかりそうです。
何か良い方法があるといいですね。