ビワの季節
家のすぐ目の前にある公有地に、大きなビワの木があります。
今年もたわわにビワが実りました。
ビワはたくさんの薬効で知られていて、昔から自然療法に役立てられてきていることはご存知の方も多いでしょう。
私もビワの葉を焼酎に漬けて、皮膚の炎症や虫さされを和らげるために使っています。
ビワの実も以前はよく収穫して、ビワ酒を漬けて少しずつ飲んだりしていました。
今年は、家から手を伸ばしてかろうじて5~6個実を収穫して食べてみました。
さわやかでジューシーな味わいです。
また、ビワの種にはガンも治すといわれるほどの薬効があるそうなので、ちょっとかじってみました。
フルーティでとても苦かったです。(笑)
この苦みが、身体に良い薬になるのかもしれませんね。
ビワの実が程良く熟したある日、突然鳥たちが集まってきて、つつき始めました。
前日までは気配もなかったので、不思議な現象です。
鳥は、食べごろを迎えると一斉に食べにやってくるのですね。
本能といおうか、野生の勘は無駄がないなぁと感心してしまいました。
それにしても、たわわに実る果実を一心につつく鳥の姿は、とてもかわいらしいです。
なんとも心和む光景を見せてもらい、得した気分になります。
ビワの花は1月頃から咲くのですが、実がなるのは6月。
それほど時間をかけてじっくりとパワーを蓄え、栄養のある果実や種を作っているのですね。
そう思うと、ビワの薬効の理由がわかる気がします。
今年もあと少し、鳥たちの訪れを楽しみたいと思います。